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ひとりで 動物園に行ってきました その1

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動物園3回論というのがあります。

動物園は人生に3回行くと言われているもので、子供時代に親に連れられて1回、青春時代に恋人と行って2回、そして3回目は自分が家族を持った時。

 

僕の親は動物園が好きで、小さい頃からよく連れていってもらいました。人生でもう20回くらいは行ってる気がします。

 

この動物園3回論の比率から行くと、少なくともあと僕は20回くらい行くことになりそうです。年パス買います。

 

「動物園が好き」と周囲に公言している中で、あんまり動物園について、延いては動物についてさえ知らないのが実際のところで、動物園に遊びに行ったときに楽しめる程度の知識をつけたいなと常々思っていました。

 

そこで、たまたま興味を持った『動物園にできること 〜種の方舟の行方〜』('99 川端裕人著)を読んだところ、深く考えさせられる事態に陥ったので、今回ひとりで動物園に行ってみたという訳です。

 

この本の冒頭部分の一部を以下に紹介します。

 

『少しずつ動物園の持つ意味が変わってきた。動物園が「好きか」と聞かれれば、きっと今でも「好きだ」と答える。しかし、そう答えた時に、心に湧き上がる何か複雑な気持ち。いつの間にか僕にとって動物園は、動物を見ることができる楽しい場所から、それだけでは済まない多くの問題をかかえた場所になっていた』

(中略)

『野生動物を飼うということがいったいどういうことなのか、あらためて考えさせられる。野生動物は棲息地から引き離した瞬間に野生動物ではなくなる。それでも彼らを動物園に連れてきて人間に見せる意義というのはなんなのだろう。動物園を好きであると言明しつつ、動物園の存在を正当化するのが難しく感じる瞬間もある。』

 

この疑問を解決するために、著者は当時動物園について最も進んでいたアメリカへ1年間在住し、アメリカの動物園をいくつも周ることになります。

それら最先端の動物園事情についてまとめたというのがこの本の内容です。とても面白いので、おすすめします。ただ絶版になっているので、古本屋さんで血眼になって探すか、ネットで古書を買うか、僕に借りてください。僕は貸しません。

 

この本以外でも知り得たことがあるので、それら動物園の知識について記すとともに、実際に自分が感じたことを整理する目的で文字に起こそうと思います。

 

マニアックな内容ですが暇な時に書くので暇な時に読んでください。たぶん続きます。